技術ブログを始めてみたい、という方はぜひnoteを利用してみるといいかもしれません。
個人ブログを一から立ち上げるには、多少のコストと時間が必要になります。時間やお金をあまり割くことができない人にとっては、ハードルが高いものです。一方で、noteを利用すると、すぐに記事の執筆を始めることができ、その費用も極力抑えることができます。
今回は、技術ブログ初心者に向けた、noteのメリット・デメリットについて詳しく紹介します。
Contents
note
パソコンにあまり詳しくない方でも気軽に投稿できるサービスとして非常に人気となっているnoteです。多種多様なジャンルをカバーしているので、とちらかというと雑記系ブログに向いているのは間違いありません。私自身も下のようなコミュニティの案内記事を投稿したりしています。
noteのメリット
無料で投稿できる(有料版もあります)
アカウントを登録すればだれでも無料で投稿できます。
テキストベースで書きやすい
noteは、テキストベースで投稿できます。Qiitaのマークダウン形式もそれほど難しいものではありませんが、noteはそれ以上に簡単に執筆できます。
見出しや太文字を設定するには、範囲を選択してポップアップから簡単に切り替えるだけです。この直感的な操作が、noteの人気な理由の一つではないでしょうか。
技術ブログならコードを紹介することが多いと思います。noteではコードブロックを挿入できるので、技術的な内容もわかりやすく紹介することができます。
ページの有料販売で収益化しやすい
noteは、ページを有料販売する機能があるので、非常に収益化しやすいです。記事の有料販売は、無料アカウントでも可能です。
また、有料版のアカウントが必要になりますが、定期購読マガジンを販売することができます。もし、安定して読者が付きそうなトピックをお持ちであれば、定期的に記事を配信することで安定して収益をあげることができます。
ちなみに、note有料版は月500円から利用できます。それほど大きなコストにならないので、安心してください。以下が、有料版と無料版の違いになっています。
読者層が幅広い
noteの読者層は幅広いため、記事の内容を技術に限定する必要がありません。雑記が多く投稿されているので、日記のような感覚で運用したい方にはぴったりです。
一方で、プログラミングを全面に押し出したニッチな記事はあまりウケないことが予想されます。noteの読者層を考慮すると、「やや技術より」なぐらいの記事が好まれるようです。
文字以外のコンテンツも投稿できる
テキスト以外にも、画像、つぶやき、音声、動画といったコンテンツを投稿することができます。文字だけではない別の媒体で情報を発信できるのは、他のサービスと大きく違うところでしょう。技術ブログだとどうしても固い話ばかりになってしまうので、こうした別のアプローチから読者を増やすことができる点は大きなメリットだと思います。
アプリから投稿できる
iOS/Androidのアプリから記事を投稿できます。空いた時間にパソコン以外から記事を執筆できるので、コツコツと記事を書き進めることができます。
ただし注意点があり、コードブロックを含む下書き記事はアプリからは編集できません。またiPadだと、縮小表示され、twitterアカウントでログインできなかったり、とちょっと微妙な使い勝手なのであまりおすすめできません。今後の機能改善に期待しつつも、おまけ程度に考えるといいです。
noteのデメリット
広告掲載やアフィリエイトが不自由
noteで収益化するには、記事を有料販売することがもっとも簡単です。ほかにも、サークルを開設して会員費を取ることができますが、ブログ初心者にはハードルが高いでしょう。
残念ながら、アドセンスを利用した広告掲載はできません。アフィリエイト自体が利用規約で禁止されているわけではなさそうなのですが、カスタムHTMLを介した商品リンクも掲載することができません。
有料版にアップグレードするとAmazonのアフィリエイトリンクを掲載できます。まったくアフィリエイトができないわけではないので、挑戦してみてもいいでしょう。ただし、Amazonのアフィリエイトは審査が厳しいです。アフィリエイトを始める最初の媒体としては、noteはまったくおすすめできないので注意してください。
このようにnoteの公式機能以外から収益を生み出すことは、とても難しいと言わざる負えません。最初からマネタイズを強く意識して技術ブログを始める必要はないのですが、いざ収益化したいと思ってもnoteというプラットフォームが足かせとなってしまうことがあるので、注意しましょう。
それほど困らないけど機能制限がある
有料版が存在するので、無料版はいくつかの機能制限を受けている形になります。基本的な機能は無料版でもすべて使用できるので、とくに困ることはないです。ちょっと困ることがあるとすれば、
- Youtubeの動画を埋め込むことができない
- 有料記事の価格上限が10,000円
- 予約投稿できない
といった点がすこし残念かな、と思います。
まとめ
noteの良い点は、その読者層の幅広さと記事を有料販売できるという二点です。また、noteはどちらかというとマーケティングやデザインなどの話が好まれるような気がします。技術ブログがまったくないわけでもないので、テキストベースで執筆しやすいnoteで技術ブログを始めてみるのもいいでしょう。
ただ、有料記事を販売する以外のマネタイズ方法に乏しいことは必ず注意しておきましょう。
もし技術ブログのマネタイズに興味がありましたら、ワードプレスを使った個人ブログの開設がおすすめです。ワードプレスを使った技術ブログに関しては、以下の記事にまとめてありますので、ぜひこちらを参考にしていただければと思います。