技術ブログにWordPressを使うメリットとデメリット

技術ブログを始めてみたい、という方にぜひおすすめしたいのがWordPressを使った個人ブログです。Qiitaやnoteといった大手のブログサービスを利用する方が多いのですが、個人ブログの運営には余りあるメリットがあります。

今回は、技術ブログ初心者に向けた、WordPressのメリット・デメリットについて詳しく紹介します。

WordPress

ブログといえばWordPressがもっとも王道です。このサイト、3DCG schoolもWordPressを導入しています。WordPressを導入する前は、Qiitaという投稿サービスを利用していたのですが、結局WordPressで運営していくことにしました。

実際のサイト構築は、下の記事に備忘録としてまとめてありますので、参考にしていただければと思います。このサイトの場合ですと、ムームードメインとConoha WINGという組み合わせでサイトを立ち上げました。

WordPressを使うメリット

では、なぜWordPressでのサイト運営に行きついたのでしょうか。それを端的に表すと「カスタマイズ性の高さ」でした。

オリジナリティを出しやすい

WordPressなら自分なりのレイアウトやプラグインを設定できます。大手ブログサービスは、そのサイトが提供するレイアウトでしか記事を書くことができません。色使いが好みでなかったり、表やグラフを表示しずらかったり、と細かいところでストレスがたまることがあります。

自前のレイアウトを一から構築するのが難しい場合は、WordPressの無料テンプレートを利用できます。WordPressでは数えきれないほどのテンプレートが公開されているので、他のサイトとは違ったレイアウトを使うことで、訪問者にブログを覚えてもらうことができるでしょう。

また、プラグインを利用すれば、大手ブログサービスではできないような機能を追加することができます。例えば、サンプルデータのダウンロードボタンを埋め込む、みたいなことをプラグインで実装できます。

ほかにも、WordPressは埋め込みできるリンクが充実しています。YouTubeやTwitterといった代表的な媒体をはじめ、RedditやFlickerなどの海外で人気のサービスまでサポートされています。

WordPressで埋め込めるリンクの一部

収益化に制限がない

個人ブログだと自分の裁量で収益を最適化することができます。もちろん、お金にすることだけが技術ブログを始める動機ではないはずなので、マネタイズを第一に考えていない方は、大手ブログサービスを利用した方がいいかもしれません。

しかし、大手ブログサービスは広告掲載やアフィリエイトを禁止していることがあり、執筆したページを後からマネタイズすることがとても難しいのが現状です。最近でこそ、収益化を前提としたサービスが増えてきましたが、それでも禁止事項がまったくないことはないです。

読者が増えてきてから、マネタイズに舵を切ったときには、大きな労力をかける必要があります。これは投稿した記事が多ければ多いほど、大きなコストとなります。マネタイズに少しでも興味がある方は、最初から個人ブログを作ってしまったほうがいいです。

技術ブログって儲かるの?

とはいっても、技術ブログがどれくらいの収益になるのかわからないと思います。そこで、このサイトの収益を少しだけ公開しようと思います。

サイト運営2年目に突入した時点で、サイトの開設時に払ったコストは完全に回収しました。その額、約1万円ほどです。また現在では、月々のサーバー代を十分に賄えるほどにPVを稼ぐことができています。

莫大な利益になっているわけではないですし、働かなくていいほど稼いでいるわけでもありません。ですが、個人ブログを維持していくだけのお金は、実は簡単に稼ぐことができます。

web系の知識が付く

サイトを構築するにあたっては、webの基本的な知識が必要になります。しかし、webのプロフェッショナルになる必要はないです。普段我々が目にしているウェブサイトがどういう仕組みで動いているのかを少しだけ勉強すれば、後は問題ありません。

これを学習コストととらえる方もいると思いますが、エンジニアであれば知っていて損になることはないでしょう。個人ブログの開設をきっかけに、少しだけでもweb系の知識に触れておくことは、エンジニアとして意味のあることだと思います。

WordPressを使うデメリット

WordPressを使う最大のメリットはそのカスタマイズ性とマネタイズの自由度にあります。では、逆にWordPressを使うデメリットはどこにあるのでしょうか。

サイト立ち上げまでが面倒

まず、サイトを立ち上げるまでが他のサービスと違って面倒です。特別詳しい知識がいるわけではないのですが、ドメインを取得したりレンタルサーバーを契約したりと、やるべきことがたくさんあります。

また、コードブロックやテーブルなど、デフォルトのWordPressには無い機能があります。こうしたものはプラグインを探してきてインストールする必要があり、最初から使い勝手の良いサイトにすることはなかなか難しいです。手っ取り早くアウトプットしたい方にとっては、これらの手間は大きなデメリットになるかもしれません。

ドメインパワーが低い

大手ブログサービスは多くのアクティブユーザーを抱えているため、ブラウザの検索結果で有利に働くといわれています。コンテンツ量がなかなか増えない間は、個人ブログへの流入があまり伸びません。ページを執筆してもすぐに読者がつかないので、モチベーションを保てずにすぐにやめてしまうブログ初心者もいます。

反響をすぐに感じたいのであれば、個人ブログよりもブログサービスの方が秀でているのは間違いないです。

SEOをちょっと意識する必要がある

SEOとは、Search Engine Optimizationの略です。サイトを見てもらうためには、GoogleやIEといったブラウザの検索に引っかかってもらわないといけません。そのためには、読者が読みやすい文章校正にしたり、読者の目を引くタイトルを考えたりと、いろいろな対策が必要になります。個人ブログを運営する上では、SEO対策をすべて自分で考えて実行していかなければなりません。

一方、大手ブログサービスでは、こうした点を運営側が最適化してくれています。もちろん読者の注意を引けるようなタイトルを心掛けたりすることは必要なのですが、細かいページ設定などをチューニングする必要がほとんどありません。

また先に紹介したドメインパワーも、大手ブログサービスのようなコンテンツ量が多いサイトの方が有利と言われています。

初期投資とランニングコストがかかる

無料のブログサービスとは違い、レンタルサーバー費やドメイン維持費がかかります。レンタルサーバーはだいたい1か月1,000円ぐらいを想定するといいでしょう。ドメインは安いものから高いものまでピンキリです。安いものであっても、年2,000円程度のコストがかかります。

WordPress自体はオープンソースなので無料です。どのレンタルサーバーでも、WordPressの導入を前提としているところが多いです。基本的に、WordPressにソフト代はかからないので安心してください。

先にも紹介しましたが、一年我慢して運営を続ければこれらのコストは十分に回収可能です。しかし、ブログを途中でやめてしまうと、当然こうしたコストは回収できなくなるってしまいます。

もしブログを続けられる自信がないのであれば、Qiitaやnoteなどで一定期間投稿を続けてみるといいかもしれません。それで続けられるようであれば、個人ブログを改めて開設するというのも、一つ方法だと思います。

メンテナンスが手間

サイトのメンテナンスはすべて自分で行う必要があります(あたりまえですが….)。たとえば、スパム対策やプラグインの更新など、定期的にチェックしないとサイトが荒れてしまいます。

また、アフィリエイトを活用するのであれば、提携中のキャンペーンを見直したり、よりクリック率のいいバナー広告に差し替えたりと、記事に関係しない部分で時間を使うことが多いです。

ページの加筆修正以外のことに時間を割かなくてならないので、アウトプットに集中したい方にとっては苦痛かもしれません。

まとめ

こうした点を踏まえると、かならずしも個人ブログを開設することが一番良いとはなかなか言えないのも事実です。個人ブログを始めるにあたって重要な基準となるのは、マネタイズをどこまで考えているかに尽きると思います。

純粋に技術ブログを知識のアウトプットにしか使わないのであれば、Qiitaやnoteといったサービスで手軽に始めてみるほうがいいでしょう。もし、WordPress以外の選択肢をお考えであれば、下の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

技術ブログはどこに書くべきか(準備中)

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